新型コロナウィルスのリスク評価

多くの知見に基づき、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート所員 兼慶應義塾大学医学部感染症学教室共同研究員の宮田博士(薬学)が、3/25時点での最新分析、評価した結果を記載します。

①感染力;基本再生数はインフルエンザウィルスと同等と思われるが、エアロゾル状態でのウィルス生存が確認され、エアロゾル感染の可能性が高くなった。また、物質表面上での生存も確認され、更に体液中へもウイルスが排出されること、及び、潜伏期間、無症状期間中もウイルスが排出されること等を考えると、感染力はインフルエンザを遙かに上回るものと評価すべきである。

②病毒性;致死率は平均すると当初1%程度であったが、現在は4.7%に上昇しており、国により異なることから、変異により高毒性株に変わった可能性が高い。

③変異性;国ごとに死亡率が異なること、再燃があることより、変異しやすいウイルスであることが予測される。

④潜伏性;再燃が確率は低いものの見られることから、ヘルペスウイルスのように神経などに潜伏する可能性がある。

⑤対策;対策の基本は、高毒性株流行地の除染による封じ込め、治療薬による鎮火を中心に、高毒性株上陸に対する水際対策としての「除染」となろう。

あた、変異はあっても、RNAウイルスであることから、RNA合成阻害剤であるファビピラビル(アビガン)は有効に作用するものと思われる。

壁面に付着したウイルスが1000ppmの塩化イソシアヌル酸で除染されるとの報告がシンガポールから発信されており、このことから次亜塩素酸類による除染が有効と考えられる。特に、緩衝塩安定化非電離型次亜塩素酸水は、効果と安全性が高いために、これの噴霧による除染はもっとも効果的と考えられる。

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